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<グローバリゼーションの反動による他者排斥型ナショナリズムの研究>連続公開シンポジウム


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静岡県立大学大学院国際関係学研究科附属グローバル・スタディーズ研究センターでは、全4回の連続公開シンポジウムを開催します。

本日(10月1日)13時から、大学院国際関係学研究科附属グローバル・スタディーズ研究センターが開催する予定でした「逆流するグローバリゼーションにゆれる市民権」の第1回シンポジウムは、台風24号の影響により、10月15日(月曜日)に延期となります。ご迷惑をおかけしますが、ご了承くださいますようお願いいたします。

ページ内目次


開催概要

逆流するグローバリゼーションにゆれる市民権
世界各地で他者が排斥される時代の市民権とはなにか

■日時:2018年10月1日~2019年2月15日(全4回)
■会場:草薙キャンパス
■入場: 無料
■事前予約: 不要

静岡県立大学大学院国際関係学研究科附属グローバル・スタディーズ研究センター10周年記念企画
移民政策学会共催(第3回)
静岡新聞社・静岡放送後援

【第1回】ミニシンポジウム1: 逆流するグローバリゼーションにゆれる市民権

10月15日(月曜日) [10月1日開催予定を台風24号による影響のため延期]
パネリスト報告:13:00~14:30 一般教育棟1階 2103講義室
討論:14:45~16:00 国際関係学部棟1階 3108講義室
コーディネイター: 湖中真哉・石井由香(静岡県立大学グローバル・スタディーズ研究センター)
パネリスト: 南川文里(立命館大学・国際関係学部)、佐藤成基(法政大学・社会学部)、柄谷利恵子(関西大学・政策創造学部 [資料代読による参加])

【第2回】ミニシンポジウム2: ブレクジット・トランプ的世界の中での市民権を考える

10月22日(月曜日)
パネリスト報告: 13:00~14:30 一般教育棟1階 2103講義室
討論: 14:45~16:00 国際関係学部棟1階 3108講義室
コーディネイター: 湖中真哉・奈倉京子(静岡県立大学グローバル・スタディーズ研究センター)
パネリスト: 山本須美子(東洋大学・社会学部)、陳天璽(早稲田大学・国際教養学部)、松田ヒロ子(神戸学院大学・現代社会学部)

【第3回】ミニシンポジウム3: さかなと外国人~和食を支える日系人・技能実習生・留学生(移民政策学会共催)

12月15日(土曜日)
時間:15:30~18:00
場所:国際関係学部棟1階 3108講義室
コーディネイター・高畑幸(静岡県立大学グローバル・スタディーズ研究センター)
パネリスト: 佐々木貴文(鹿児島大学・水産学部)、金延景(筑波大学大学院・博士後期課程)、高畑幸(静岡県立大学グローバル・スタディーズ研究センター)、豊島エリザ(焼津フィリピノコミュニティ)

【第4回】ミニシンポジウム4: ローカル・シティズンシップを考える(Congress of IR)

2019年2月15日(金曜日)
場所・経営情報学部棟1階 4111講義室
時間: 13:30~14:30(開場13:00)
コーディネイター: 澤田敬人(静岡県立大学グローバル・スタディーズ研究センター)
パネリスト: 山中啓子(カリフォルニア大学・バークレー校 / 静岡県立大学グローバル・スタディーズ研究センター)、高畑幸(静岡県立大学グローバル・スタディーズ研究センター)
*第4回は全て英語による報告です。
*14:40から静岡県立大学学生による報告を予定しています。

開催趣旨

静岡県立大学グローバル・スタディーズ研究センター
湖中 真哉
 近年、英国のEU離脱、米国のトランプ大統領の台頭にみられるように、世界各地で移民・難民排斥や、外国人嫌悪等の他者排斥型ナショナリズムが勃興しています。こうした動向は、多文化共生、国際協調、人権の擁護、異文化との共存等のこれまで人文・社会科学者が追求してきた方向にとっては大きな逆境と言わざるを得ません。しかし、これまでこうした問題は、メディアではおもに「ポピュリズム(大衆迎合)」の問題として論じられてきました。

こうした問題に対して、わたしたちは、他者排斥型ナショナリズムを理解するためには、冷戦体制崩壊後、顕著になったグローバリゼーションと、それが引き起こした様々な負の影響にも目を向ける必要があると考えました。グローバリゼーションが文字通り世界規模の一体化現象であるとしたら、今まさに、世界中で同時多発的に起こりつつあるのは、グローバリゼーションへの反動であると考えられます。いわば、世界各地を外に開く波であったグローバリゼーションが、今度は、各国の内側に向かって逆流を始めたのです。

このような考えにたち、わたしたちは、昨年度に9回の連続公開セミナーを実施しました。そこで明らかになったのは、世界各地の国家は、ブレクジット・トランプ期より以前から、それぞれの国家の国益との関係のなかで、移民や難民を受け容れたり、制限したりする試行錯誤を繰り返してきたことでした。わが国においても、人口減少社会の到来とともに深刻な労働力不足が既に全国各地で起こっています。そして、不足する労働力を補うために、外国人労働者を積極的に受け容れるべきだとする意見と、それには慎重になるべきだという意見が対立しています。そしてそれは、人口減少の深刻な影響が懸念されているわたしたち静岡県民にとっても重要な課題と言わねばなりません。

昨年度の連続公開セミナーからわたしたちが学んだ重要な成果のひとつは、外国人労働者は決してたんなる労働力ではなく、市民権をもった生身の人間として扱われなければならないと言うことでした。世界各地で発生している移民や難民の受け容れに関する衝突の多くは、この市民権を十分に考えてこなかったことに起因すると考えられます。移民や難民の受け容れに対して積極的であるべきだと考えるにせよ、慎重であるべきだと考えるにせよ、移民や難民をたんなる労働力としてみる立場を越えて、ブレクジット・トランプ期以降の移民や難民の市民権の在り方を改めて考え直してみる必要があるとわたしたちは考えました。

今年度の連続公開シンポジウムでは、4つのミニ・シンポジウム形式の報告と討論を通じて、グローバルな地球規模の比較考察とローカルな静岡県の地域社会研究の両面から、ブレクジット・トランプ期以降の外国人市民権の在り方を考えます。外に向かう波であったグローバリゼーションが内に向かい始めた時、世界各地では移民や難民の市民権をどのように考えてきたのでしょうか。また、外から内に逆流するグローバリゼーションの波に翻弄されながら、移民や難民はいかにして市民権を確保してきたのでしょうか。本年度の連続公開シンポジウムでは、静岡県焼津市で水産加工業に従事する外国人労働者の問題も扱われます。幅広い地球規模の視野に立つ一方で、わたしたちにとって身近な地域の問題を考えてみたいと思います。

お問い合わせ

〒422-8526 静岡市駿河区谷田52-1
静岡県立大学大学院国際関係学研究科附属グローバル・スタディーズ研究センター 湖中真哉
電子メール: maaculture@gmail.com

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