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グランシップ・能楽入門公演で学生制作のインタビュー記事を配布


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国際関係学部学生有志による「羽衣つたえ隊・能研究部」が、能の魅力を多くの人に知ってもらおうと、観世流能楽師・山階彌右衛門(やましなやえもん)氏にインタビューを実施し、その成果物が9月8日に開催された「グランシップ静岡能・能楽入門公演」にて配布されました。
「羽衣つたえ隊」は静岡市清水区三保松原を舞台とする能『羽衣』の普及活動を行う有志団体ですが、活動を行ううちにメンバーの中から「能そのものについてもっと知りたい」という声があがり、今年度新たに「能研究部」を発足しました。今回のインタビューは、「羽衣つたえ隊」代表・国際関係学部鈴木さやか講師企画・制作の『羽衣』絵本の監修を山階氏が務めていたことから実現しました。
グランシップ静岡能・能楽入門公演は「グランシップ伝統芸能シリーズ」の一環として、観世流能楽師が能楽の魅力や演目の見どころを実演を交えて解説する毎年人気の公演です。今年度の演目は義経の家臣である佐藤忠信をシテ注1とした『忠信』で、山階氏は解説と後見(こうけん)注2を務められました。
記事制作は、5月の『忠信』勉強会に始まり、6月にインタビューを実施、その後文章構成、イラスト制作、校正などを学生の手で行い、約4か月かけて完成しました。
当日配布された記事には、「斬り合いのシーンでは〈型〉が大事である」「能では、話の結末をあえて示さないものが多い」など、忠信や能の魅力についての興味深い話が数多く掲載されており、上演前に熱心に記事を読む来客者の姿も見られました。
記事制作に参加した学生からは、「苦労してまとめた記事をお客様に読んでもらえてうれしい」「取材をすることで『忠信』の魅力に気づくことができ、舞台が何倍も楽しく観られた」との感想が寄せられました。
インタビュー記事の制作は、来年1月に開催される「グランシップ静岡能」(演目は『安宅』『葵上』)でも実施する予定です。

注1・・・能の役種の名称で主役
注2・・・舞台の上で能楽師を補助する人物

インタビュー記事を手にする羽衣つたえ隊・能研究部の学生たち

記事表面

インタビュー記事表面 ※禁無断転載
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記事裏面

インタビュー記事裏面 ※禁無断転載
(画像をクリックすると拡大します)





(2018年9月20日)

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