本学教員が執筆参加した書籍が国連サミットに向けて刊行


本学教員が執筆参加-国連サミットに向けてブルッキングスより書籍刊行

国際関係学部の島田剛准教授が参加してきた、JICA研究所と米・ブルッキングス研究所の共同研究による成果「Last Mile in Ending Extreme Poverty(極度の貧困の撲滅の最後の課題)」がブルッキングス研究所出版会より出版されました。島田准教授は「Towards Community Resilience: The Role of Social Capital after Disasters(コミュニティの強靱さ:災害後の絆(ソーシャル・キャピタル)の役割)」という章を執筆しています。

この書籍は、本年9月25~27日にニューヨークの国連本部で行われる「持続可能な開発に関するサミット」に向けて、JICA研究所とアメリカ・ブルッキングス研究所の共同研究として準備されてきたものです。国連は今回のサミットで2030年を目標とする「持続可能な開発目標(SDGs: Sustainable Development Goals)を採択する予定です。その目標に「極度の貧困(1日1.25ドル未満で暮らす生活)の撲滅」が明記される見通しです。

極度の貧困の解消は、世界中で急速に進んできています。しかし、まだ世界人口の20%は極度の貧困の中にあります。この極度の貧困を完全に撲滅するには経済成長のみならず、「平和」、「雇用の創出」、「レジリエンス(強じんさ、回復力)」の3つが重要であると、本書は議論しています。このうち、島田准教授の章はレジリエンスを高める上でコミュニティの絆の重要性について論じています(なお、全体の要約はhttp://www.brookings.edu/~/media/press/books/2015/the-last-mile/overview.pdfで読むことができます)。

本書はブルッキングス研究所のホミ・カラス上級研究員(元世界銀行東アジア地域担当チーフエコノミスト)、ローレンス・チャンディー研究員、JICAの加藤宏理事が編者を務め、アメリカ、イギリス、オーストラリアなどの第一線の国連研究者が執筆に参加しました。ブルッキングス研究所は世界のシンクタンク・ランキング(ペンシルバニア大学)で第1位と位置付けられています。

【関連サイト】
ブルッキングス研究所の書籍紹介ページ
http://www.brookings.edu/research/books/2014/the-last-mile-in-ending-extreme-poverty
JICA研究所の書籍紹介ページ
http://jica-ri.jica.go.jp/ja/publication/booksandreports/post_17.html
発刊を記念したイベントに関するJICA研究所およびブルッキングス研究所の記事
http://jica-ri.jica.go.jp/ja/topic/post_220.html
http://www.brookings.edu/events/2015/07/23-ending-extreme-poverty
JICA研究所サイトの関連記事
http://jica-ri.jica.go.jp/ja/topic/post_92.html


(2015年8月31日)