国連シンポジウムに国際関係学部の教員が登壇


「仕事」をテーマにした国連シンポジウムに国際関係学部の教員が登壇

登壇する島田准教授

3月14日、UNDP(国連開発計画)とJICA研究所が、UNDPの「人間開発報告書2015『人間開発のための仕事』」刊行記念シンポジウムを開催し、本学から島田剛・国際関係学部准教授が登壇し、発表・質疑応答を行いました(於:JICA研究所国際会議場)。
当日は雨天の中、在京大使館、国際機関、メディア、企業、大学関係者など約100人が参加し満員御礼となりました。

『人間開発報告書』は1990年の創刊以来、最新の開発課題や国際潮流をテーマとしてきており、そのテーマ設定や議論の内容は援助の方向性を示すものとして、注目されてきています。
シンポジウムでは、冒頭、近藤哲生UNDP駐日代表より国連にとっての「仕事」というテーマの重要性について持続可能な開発目標(SDGs)との関連から述べられました。続いて、UNDP人間開発報告書室長のセリム・ジャハン氏が基調講演を行い、グローバル化などにより労働環境が大きく変化し、かつ不平等が拡大する時代にあること、ジェンダー不平等、持続可能な開発目標(SDGs)と労働について課題などを分析。将来のために持続可能で、ジェンダー配慮のある、安全な仕事を作り出していく必要があると指摘しました。
これに対する有識者コメントとして、島田准教授は次のように述べました。日本の開発経験上、生産性運動三原則(労使協調、雇用の維持拡大、成果の公正配分)が「仕事」を通じて庶民の生活向上に大きく貢献してきた。JICAの途上国支援でもカイゼンが実施されてきており、ILOも途上国でトレーニングを行ってきている。今後、多くの国連機関や援助機関がカイゼンを実施することにより、より良い「仕事」を作り、平等な社会を作り出すことになるのではないか。
また、ILO駐日代表の田口晶子氏が仕事におけるジェンダー格差についてコメントし、畝伊智朗JICA研究所長がGDPなどの経済指標では測りきれない仕事の価値を訴えました。
さらに詳しい議論の内容や報告書については、以下のUNDPのサイトあるいはJICA研究所のサイトから見ることができます。

当日のプログラムはこちら↓
人間開発報告書2015「人間開発のための仕事」刊行記念シンポジウム(3月14日、東京)(別ウィンドウで「国連開発計画(UNDP)」のサイトが開きます)


【関連サイト】
UNDP駐日事務所によるシンポジウムの開催報告(別ウィンドウで「国連開発計画(UNDP)」のサイトが開きます)
JICA研究所によるシンポジウムの開催報告(別ウィンドウで「JICA研究所」のサイトが開きます)


(2016年4月1日)