本学教員が編著『湯川秀樹歌文集』を刊行、解説を執筆


湯川秀樹歌文集

国際関係学部 細川光洋教授が、講談社文芸文庫より『湯川秀樹歌文集』を刊行しました。わが国初のノーベル賞受賞者である物理学者・湯川秀樹は、少年時より中国・日本の古典に親しみ、研究のかたわら多くの歌を詠みました。細川教授は、湯川秀樹の随筆から「和歌について」「古典と私」など38編を選び、解説「風雅の旅人―湯川秀樹の物理学と歌」を執筆。湯川秀樹の歌集『深山木』(みやまぎ)は、文庫初収録となります。

「解説」より
湯川は戦中から戦後まもない一時期、新村出、川田順、吉井勇ら京都在住の文化人たちによって刊行された歌誌「乗合船」の同人だったことがある。(中略)吉井は湯川の歌風を「純情で力強い」とし、その「詩人的風格」を高く評価していた。吉井がいうように、湯川の歌は平明で読み手の心に素直にひびく特質を持っている。難解な物理学のイメージとは異なり、そこから感じられるのは、等身大の、ひとりの人間としての湯川秀樹の姿である。




(2016年10月26日)