静岡県立大学言語コミュニケーション研究センター
Language and Communication Research CenterUniversity of Shizuoka
Shizuoka Summer English Program

オハイオ州立大学夏期語学研修に参加して

国際関係学部 国際関係学科1年 小野 直哉

 

今回、私は、7月28日から8月22日の期間、県立大学が国際交流協定を結んでいるアメリカのオハイオ州立大学の語学研修(SSEP)へ参加しました。以下に述べますとおり、私は、この研修期間を通じて、今まで経験したことのない貴重な体験をすることができました。

 

【異文化への対応】

長いフライトを終え、7月28日の夜、無事に大学の寮に到着した後、近くのコンビニでピザなどの冷凍食品を買って食べました。しかし、私を含め参加した仲間たちは、ほとんどみんな進んで食べようとしませんでした。一番の問題は、野菜がなかったことだけではなく、脂肪分が非常に多かったことです。それゆえに、これからの食生活が思いやられるとみんな悟りました。こういう生活が約1週間続きましたが、2週間目からは、現地の日本人の先生方が貸してくださった炊飯器を使って“米”を炊き、みんなで寄って食べました。やはり日本食は最高においしく感じたのと同時に、日本人であることを実感させられました。

 

【とても思い出深かったホームステイ】

私のホストファミリーは、何と未婚のおじいさん一人でした。最初にそのことを聞いた時は少し驚きましたが、実際に会ってみると、とても温厚な人で、又ジェントルマンでもありました。彼は、もう10年以上もホームステイを受け入れていたということだったので、私への対応も慣れていました。何かを説明する時にはとても分かりやすく、ゆっくり話してくれました。また、彼の家の周辺一帯は、コーン畑と大豆畑が果てしなく広がっていました。滞在中、彼は、私を様々な場所へ連れて行ってくれました。初日の夕食には、Amishという民族の料理があるレストランに行きました。その民族は未だに“電気”の存在を信じないそうです。そういった民族が今日でも存在していることに驚きを感じるとともに、さすがアメリカだなと感じました。また、飛行機などがたくさん展示されているエアーフォースミュージアムや今、アメリカで人気のミニゴルフ、それから、私の最も印象に残った場所であるインディアンの野外劇が行われたXenia、これらの場所はどこも、忘れることのない素晴らしい思い出として私の記憶の中に刻まれました。

 

【オハイオでの生活を通じて】

オハイオでは、いろいろな場所に出かけました。基本的には、午前に授業を受け、午後にはConversation partnerやその友達とともに、ダウンタウンや映画、スーパー、本屋、ショッピングモール、それから飲食店などに行きました。私にとって、行くところすべてが学びの場でした。例えば、物を買う時には、必然的に店員と接しなければなりません。すなわち、英語でコミュニケーションをしなければならないのです。このことは、思っている以上に困難なことでもありました。実際、ファーストフード店に行っても自分の言っていることが通じなかったり、相手の言っていることがほとんど聞き取れないことがありました。その結果、頼んでいないものが出てきたり、ほしいものが手に入らないということがありました。こういった場面に直面すると、つくづく自分の英語力が弱いなと思いました。しかし、不足していたのは、自分の英語力以上にコミュニケーション力だと実感しました。今回の研修は、3 週間という短い期間でしたが、様々な所へ出かけ、多くの体験をすることができたため、かなり私のコミュニケーション力の向上に役立ったと思っています。そして、このコミュニケーション力は、プレゼンテーションを行う際などにも応用することができました。

 

【語学研修の効果】

私にとって、今回の大きな目的の一つでもあった英語力を向上させるという目的は、大方達成できたと感じています。現地での授業は、とても有意義に楽しく受けることができました。映画レポートや今ホットイシュー(話題)となっているアメリカにおけるマンガ、2008年に行われる大統領選挙などを題材にしたレクチャーなどもあり、とてもユニークな内容のものであったと思います。それから、最もこの研修で有益になったと思うことは、プレゼンテーションの基本的な方法論を身に付けられたことです。これに関連して、英語を話そうとする“自信”も得ることができました。この自信は、これから英語を学習していく上で、私の中でとても大きな支えに成り得ると考えています。このように、今回の研修は、すべてが私にとって今まで経験したことのない貴重なものとなりました。そして、その背景には、研修で出会った一生涯忘れることのない素晴らしい仲間と現地の先生方、それから日本で出発の間際までお世話になった澤崎先生や諸先生方の存在がありました。この場を借りて、感謝申し上げたいと思います。ありがとうございました。

SSEPSSEP