ワークショップ「社会的諸問題を誘発する人口変動」
大学院国際関係学研究科附属グローバル・スタディーズ研究センターはCONGRESS OF IR 2016としての企画であるワークショップ「社会的諸問題を誘発する人口変動」を開催します。
世界の人口は2075年に95億人に達し、その後減少に転じると予測されています。日本では少子化が顕著です。国立社会保障・人口問題研究所は2060年に日本の人口は8,600万人ほどに減ると予測しています。静岡県においても2015年の国勢調査で人口減少の加速化が指摘されています。人口が減れば従来の制度が立ち行かなくなりさまざまな問題が起きることが予想されます。
このワークショップでは人口変動が社会的諸問題を誘発することを指摘し解決に向けての方策を英語で討論します。人口の増減のみを論じるのではありません。過疎化による地域社会の変容、社会保障制度の危機、労働人口の減少と移民、科学技術を中心とする高度人材の確保と育成、国際観光による地域経済の活性化などが関係します。ワークショップではこれらの問題にグローバルとローカルの両面からアプローチすることのできる国際関係学部と国際関係学研究科のすべての分野の研究成果を対象とし、学生と教員によるプレゼンテーションを行います。
ワークショップでは人口学の研究で著名な鬼頭宏学長が講演します。また、国際移動を研究されているカルフォルニア大学バークレー校のDr. Keiko Yamanakaにコメンテーターとしてご参加いただきます。国際関係学部・国際関係学研究科からはグローバル・スタディーズ研究センターの高畑幸 准教授の発表を予定しています。ワークショップ終了時には審査のうえ優秀な発表を表彰します。
参加は無料です。学内のかたはもとより学外の一般のかたの参加を歓迎します。みなさまのご参加をお待ちしております。
スケジュール
■日時
2017年2月17日(金曜日)13時00分~15時45分(受付開始 12時30分)
■場所
谷田キャンパス 大講堂
13:00~14:35 | ○開会あいさつ ○鬼頭宏学長の講演 ○国際関係学部の学生グループによるプレゼンテーション 1. ‘An Unexpected Gift of the Population Decrease: A New Type of International Cooperation between Japan and Kenya on Human-wildlife Conflict’ Seminar Students of Prof. Konaka & ESP (E-Satoyama Project) 2. ‘Policies for Studying Abroad Based on the Myth of the Inward-looking Nature of Japanese Youth’ Australian Studies Class 3. ’Attracting ChineseTourists to Shizuoka Prefecture’ The Research Seminar of Professor Nagura |
14:35~14:45 | ○休憩 |
14:45~15:45 | ○高畑幸 准教授の研究 ○Dr. Keiko Yamanakaのコメント ○全体討論 ○表彰式 ○閉会あいさつ |
プログラム
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お問い合わせ先
国際関係学部・国際関係学研究科附属グローバル・スタディーズ研究センター 澤田敬人
E-mail:sawada(ここに@を入れてください)u-shizuoka-ken.ac.jp