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グローバル・スタディーズ研究センター「Study CIRcle 2021-2022 公開レクチャーシリーズ」第1回~第7回


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大学院国際関係学研究科附属グローバル・スタディーズ研究センターは、「Study CIRcle 2021-2022 公開レクチャーシリーズ」を開催します。
本センターでは、学生が自らの知的好奇心に基づいて、自ら設定したテーマを追求するStudy CIRcleという活動を、昨年度から行っています。
Study CIRcleでは、学生の要望に応じて、専門家の先生をお招きしてお話を伺うことを特徴としており、これをレクチャーシリーズとして公開します。当日は、先生をお呼びした学生が進行を行い、レクチャーに加えて、本人からの質疑を中心に進行します。
以下、第1回から第7回のご案内をします。いずれも、オンラインでの開催(どなたでも参加可能)です。

【レクチャーシリーズ第1回】カンボジアの子どもたちに権利ベースでアプローチすることとは(2021年11月27日)

カンボジアでは、2019年の多次元貧困率は37.2%(UNDP)、2020年の5歳~14歳の児童労働の割合は7.5%(ILO)と、未だに深刻な生活状況にいる子どもは多い状況です。国際的な支援方法として、子どもと大人に、子どもの権利を伝えてエンパワメントする方法があり、カンボジアでも取り組まれています。第1回は、実際にカンボジアの現地NGOと連携して子どもの権利を守る活動をしている甲斐田万智子氏(文京学院大学)をお招きして、カンボジアの子どもたちに権利ベースでアプローチしたときの実体験のお話やその意義について話していただきます。

日時

2021年11月27日(土曜日) 14時00分~15時00分

講師プロフィール

甲斐田 万智子(かいだ まちこ)/
認定NPO法人国際子ども権利センター 代表理事、文京学院大学教員、広げよう!子どもの権利条約キャンペーン共同代表。
インドで働く子どもが児童労働問題解決に参加しエンパワーされるのを見てきた体験から、シーライツの職員として日本で子どもの参加の権利を普及する活動を進める。2004年からカンボジアで子ども自身が人身売買や児童労働をなくす活動に従事。編著『世界中の子どもの権利をまもる30の方法』(合同出版)、「児童労働と子どもの権利ベース・アプローチ」『児童労働撤廃に向けて: 今、私たちにできること』(アジア経済研究所)、共著『SDGsと開発教育持続可能な開発目標のための学び』(学文社)、共編著『小さな民のグローバル学:共生の思想と実践を求めて』(上智大学出版)共著『対人援助のためのコミュニケーション学:実践を通じた学際的アプローチ』(文京学院大学総合研究所)ほか。

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講義前日までにお申し込みください。Zoom URLをお知らせします。

【レクチャーシリーズ第2回】「脱家族化」が支える北欧の愛の理論(2021年12月3日)

私たちが生きていく上で直面する、進路・職業選択、子育てや介護といったライフイベント。自分がしたいことを本当に自分の意思で決めることはできているのでしょうか?
人生における選択の多くが家族の存在に大きく影響されています。「大学で学びたいけど学費を払うのが難しいから…」「仕事を続けたいけど子育てや介護があるから…」という声はよく聞かれます。
家族への依存と家族とのつながりを大切にすることはどう違うのでしょう?
北欧では、人が生まれてから一生を終えるまでの社会保障がとても充実しています。
なぜ北欧諸国では一人ひとりの自律を支える社会政策の実現が可能だったのかー
第2回は、北ヨーロッパ学会会長の藪長千乃氏(東洋大学)をお招きして、一人ひとりが自律し家族との心のつながりを大切にできる北欧の社会政策についてお話していただきます。

日時

2021年12月3日(金曜日) 16時00分~18時00分

講師プロフィール

藪長 千乃(やぶなが ちの)/
東洋大学国際学部教授。一橋大学卒業、東京都勤務、早稲田大学大学院社会科学研究科博士課程満期退学。北ヨーロッパ学会会長。日本政治学会理事などを歴任。専門:比較福祉政策論、地域研究(北欧)
共編著『世界の保育保障』(法律文化社)、主論文「フィンランドにおける「児童保護」:普遍主義的な福祉制度下における要保護ニーズへの対応」(社会保障研究)、「北欧5か国における家族政策の相違―脱商品化、脱家族化からみた家族政策分析への試論―」(ビョルク)。

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【レクチャーシリーズ第3回】韓国の教育格差是正策-教育と福祉を架橋する学校の取り組み(2021年12月9日)

韓国では、1960年代以降、首都圏一極集中が進み、首都圏と地方間の経済、社会文化的格差が拡大しています。特に、農村地域では、単親家庭や貧困家庭などいわゆる社会的に脆弱な家庭層が集中する傾向がみられ、階層間格差と教育格差が輻輳する地帯となっています。韓国では、そうした問題にいかに対応してきたのか。講演では、田園学校プロジェクトなど格差是正策などをとりあげ、教育と福祉を架橋する役割を学校が担い、脆弱な家庭層の教育支援に向けた地域ネットワークの要となっている実践例などを紹介します。日本でも子どもの貧困が問題となり、学校は貧困対策のプラットフォームに位置づけられています。韓国の事例から、日本の取り組みにどのような示唆が得られるかをみなさんで考えてみたいと思います。

日時

2021年12月9日(木曜日) 16時00分~18時00分

講師プロフィール

尾﨑 公子(おざき きみこ)/
兵庫県立大学教員、関西大学大学院博士後期課程文学研究科単位取得退学博士(文学)、アメリカウィスコンシン大学マディソン客員研究員、教育政策が専門。大学では、“コミュニティ創出のための教育論”を掲げ教育・研究を行っています。共著『小さな学校と小さな地域』明石書店2020

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【レクチャーシリーズ第4回】使い捨てプラスチック問題と解決策 〜脱使い捨てを実現する「リユース革命」〜(2021年12月15日)

海の問題としてだけ捉えられがちなプラスチック問題をさらに深掘りし、リサイクルや代替素材の問題点などに触れ、本当に必要とされている解決策である「脱使い捨て」についてご紹介していきます。

日時

2021年12月15日(水曜日) 18時00分~20時00分

講師プロフィール

大舘 弘昌(おおだち ひろあき)/ 国際環境NGOグリーン・ピースジャパン
2015年、グリーンピースに入職。2018年よりプラスチック問題を担当し、市民と共に企業・政府への働きかけを行なっている。リユースを広めることで、世界中で環境汚染・社会的不正義を引き起こしている大量生産・消費モデルから抜け出し、グリーンで公正な未来(Green and Just Future) の実現に繋げることを目指している。

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【レクチャーシリーズ第5回】こども虐待と求められる支援 ~子どもの権利の観点から~(2021年12月18日)

近年、急増している子どもの虐待。それに向き合う児童相談所や家族など、子どもの周りにいる大人たち。守られるはずである子どもの権利。それぞれの立場や子どものためにできることとそれらの限界など、いま一度考え直してみませんか?
第5回は明星大学教授の川松亮氏をお招きして、子どもの虐待に対して子どもの権利を用いて、必要な取り組みをご講義いただきたいと思います。

日時

2021年12月18日(土曜日) 19時00分~21時00分

講師プロフィール

川松 亮(かわまつ あきら)/
明星大学常勤教授。東京都の福祉職として児童養護施設等で勤務ののち、児童相談所で児童福祉司として務後。その後、厚生労働省児童福祉専門官、子どもの虹情報研修センター研究部長を経て現職。
世田谷区・荒川区児童福祉審議会委員、認定NPO 法人児童虐待防止全国ネットワーク理事、「なくそう! 子どもの貧困」全国ネットワーク世話人などを務める。
専門: 児童福祉、児童相談(キーワード:子ども家庭福祉制度、子ども家庭相談、子ども虐待、子どもの貧困)

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【レクチャーシリーズ第6回】性別による婚姻の制限は国際人権法違反か?(2021年12月22日)

現在、30の国と地域において婚姻は相手の性別を問わず可能となっています。日本でも2019年から「結婚の自由をすべての人に」訴訟がはじまり、2021年3月には札幌地裁において初めての判決が下され、現行法の憲法14条違反性が認定されました。しかしながら、原告の主張にもかかわらず、本判決では国際人権法に関する議論が完全にスルーされています。1990年代から国際人権法では婚姻の性別による制限の条約適合性について議論が続いてきました。本講演では主にヨーロッパ人権条約の事例をもとに、国際人権法上の婚姻する権利がどこまで何を国に義務づけているか検証します。

日時

2021年12月22日(水曜日) 13時00分~15時00分

講師プロフィール

谷口 洋幸(たにぐち ひろゆき)/ 青山学院大学教授。中央大学大学院
法学研究科博士後期課程修了、博士(法学)。日本学術振興会特別研究員PD、早稲田大学助手、高岡法科大学准教授、金沢大学准教授を経て現職。日本学術会議連携会員。国際人権法学会理事、ジェンダー法学会理事。編著に『LGBTをめぐる法と社会』(日本加除出版・2019)、『セクシュアリティと法』(法律文化社・2017)、『性的マイノリティ判例解説』(信山社・2011)。

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【レクチャーシリーズ第7回】高学力国家シンガポールの教育の光と影-実力主義政策の功罪と今後の教育改革の動向(2022年2月27日)

皆さんも、シンガポールの子どもたちの学力がとても高いということを耳にしたことがあるかもしれません。しかしここで大切なのは、ここでいう"学力"がどのような資質・能力を意味しているのか、ということでしょう。今世界の国々や国際機関は、"コンピテンシー"や"エージェンシー"とも称される、これからの時代に求められる資質・能力を構想し、そのための教育方法や教育制度、教員養成などのあり方を模索しています。日本を上回る高学力国家として知られるシンガポールが、これまでにどのようにしてその基盤を築き、新しい時代に臨もうとしているのか、その制度的変遷や実際の授業の様子、教育改革の動向などを踏まえて考えてみたいと思います。日本の大学入試制度改革や文科省・学校の新型コロナウイルスへの対応などに歯がゆい思いをしている方は、シンガポールの教育から何かヒントを見出すことができるかもしれません。このような観点から、今回はシンガポール国立大学に留学し、シンガポールの教育を長らく研究されている山梨県立大学教授の池田充裕氏をお招きして、「高学力国家シンガポールの教育の光と影-実力主義政策の功罪と今後の教育改革の動向」というテーマでお話いただきます。

日時

2022年2月27日(日曜日) 14時00分~16時00分

講師プロフィール

池田 充裕(いけだ みつひろ)/
山梨県立大学人間福祉学部教授。筑波大学大学院博士課程教育学研究科単位取得退学(教育学修士)。2001年山梨県立女子短期大学幼児教育科助教授、2005年山梨県立大学人間福祉学部准教授を経て、2014年より現職。1995年より2年間、文部省アジア諸国等派遣留学生として、シンガポール国立大学に留学し、シンガポールや東南アジア地域の教育研究を進めている。専門は比較・国際教育学。主な著書に、「シンガポール-成績評価から、人間性評価へと舵を切る教育改革」(大塚豊監修・牧貴愛編著『アジア教育情報シリーズ2巻 東南アジア編』一藝社2021年)、「シンガポールのカリキュラム・マネジメントと授業の質保証」(原田信之編著『カリキュラム・マネジメントと授業の質保証』北大路書房2018年)、「シンガポールの市民性教育-道徳教育と市民性教育」(平田利文編著『アセアン共同体の市民性教育』東信堂2017年)、「強靱な学力を鍛え上げる学校-シンガポール」二宮晧編著(『新版 世界の学校-教育制度から日常の学校風景まで』学事出版2014年)など。

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お問い合わせ

国際関係学部 津富宏
E-mail: tsutomi@u-shizuoka-ken.ac.jp

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