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ビジネスセミナー「地域資源をいかしてブランドをつくろう!」を開催


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大学院経営情報イノベーション研究科附属 地域経営研究センターは、11月21日、静岡市産学交流センター「B・nest(ビネスト)」で、ビジネスセミナー「地域資源をいかしてブランドをつくろう!~大切なものは足もとにある~」を開催しました。
開会の挨拶に立った鬼頭宏学長は、「地元で活躍する講師の二人から、どのような工夫をしているかアイデアの一端を知ることができれば」との期待を寄せ、セミナーが始まりました。センター長の岩崎邦彦教授は、「人は自分に不足した他者の能力に目が行きがちだが、ブランドづくりには自社にあって他社にないものに目を向け、消費者に共感性・独自性・価値性を感じてもらうことが重要」と、テーマ提起を行いました。
講演では、特産物を生かし様々な取り組みを実施されている二人の講師をお迎えし、前田金三郎商店社長 前田冨佐夫氏には「お茶の深い世界で『やすらぎの生活』を演出する」、うなぎいも協同組合理事長 伊藤拓馬氏には「地域資源を活用した“うなぎいも”の取り組み」についてお話しいただきました。
前田氏からは、「山の茶」と「里の茶」の両方が集まる茶町のアイデンティティは良いとこどりのブレンドにあると考え、お茶の深掘りによって茶っふるをはじめとする菓子やブレンド茶などの商品開発や、お茶教室や工場見学などによるファンづくりを行っていること、また、自社だけでは限界があるため「茶の町コンシェル」というグループを立ち上げ、地域資源を生かしたまちづくりに取り組んでいることなどが紹介されました。
伊藤氏からは、耕作放棄地を活用した地域貢献に重点をおき農業参入を図ったが、台風被害を経て浜松という地でないと価値を生み出さないものを作ろうと「うなぎ」に着目し、様々な業種が参画する「うなぎいも」プロジェクトへの発足につながったこと、また現在はキャラクターを主体としたブランド展開を行っていてファン層の拡大や海外輸出の増加につながっていることなどが紹介されました。
前田氏、伊藤氏、岩崎教授の3名によるパネルディスカッションでは、「茶」「うなぎ」のもつ可能性や、効果的なプロモーション手法、今後の展望などについて話し合われ、会場からも情報環境変化への対応や課題を見つける方法などについて質問が出され、閉会となりました。

鬼頭学長による開会挨拶

テーマ提起をする岩崎教授

講演する前田氏

講演する伊藤氏

パネルディスカッションの様子

会場の様子

(2019年11月27日)

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