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松森奈津子准教授の単著 The School of Salamanca in the Affairs of the Indies のペーパーバック版が刊行


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国際関係学部の松森奈津子准教授による英語著作The School of Salamanca in the Affairs of the Indies: Barbarism and Political Orderのペーパーバック版が、ロンドンのラウトレッジ(Routledge)から刊行されました(ISBN 9781032094724)。本書は、2019年にハードカバー版、ついでKindle版として公刊され、好評を得たことから、このたびペーパーバック版の出版に至りました。
本書は、16,17世紀のスペインで興隆したサラマンカ学派の政治思想の特質と意義を明らかにするものです。前期サラマンカ学派(ビトリア、ソト)、後期サラマンカ学派(モリナ、スアレス)、周辺の思想家(ラス・カサス、セプルベダ、リバデネイラ、マリアナ)を、同時代の思想家(マキァヴェッリ、ボダン、グロティウス、ホッブズ)と比較しながら考察しています。「内なる野蛮」(暴政)を抑え、「外部の野蛮」(非ヨーロッパ社会)をも含む世界秩序を構想したその思想は、国際法、人民主権論、立憲主義、資本主義などの先駆として、後世に大きな影響を与えています。

The School of Salamanca in the Affairs of the Indies: Barbarism and Political Orde

◎本書の詳細情報(出版社ラウトレッジ)
https://www.routledge.com/The-School-of-Salamanca-in-the-Affairs-of-the-Indies-Barbarism-and-Political/Matsumori/p/book/9781032094724(外部サイトへリンク)


(2021年7月30日)

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