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食品栄養科学部・環境生命科学科で森林生態系の環境フィールドワーク授業を実施


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食品栄養科学部では、森林生態系における環境試料の採取方法、現場調査方法、データ解析方法等の基礎を習得することを目的に、環境生命科学科2年生と環境科学専攻博士前期課程1年を対象に森林生態系の環境フィールドワーク授業を毎年実施しています。

今年度は、9月13日に浜松市にある静岡大学地域フィールド科学教育研究センター森林生体系部門天竜ブランチにおいて、同センター森林生態系部門の水永博己教授と栗原洋介特任助教のご指導のもと、フィールドワーク(課外授業)を行いました。

午前中は野生動物の生態調査として、前日に仕掛けた捕獲箱を回収して、森林生態系に重要な役割を担っているアカネズミやヒメネズミの捕獲を行いました。今回の調査では、28個の捕獲箱を回収し、4匹のアカネズミを捕獲できました。これらの小動物は、ドングリ等を持ち運び、巣穴や地中に貯蔵(一部が食されずに発芽する)するなど、森林生態系に重要な役割を担っていることの説明を受けました。その後、実際にドングリ等を採取し、森林生態系における食料としての利用状況(ゾウムシ等の昆虫による利用など)の確認調査を行いました。

アカネズミを見る学生たち

午後には、4班に分かれ、赤外線による樹高やメジャーを使った樹径の測定による成長調査、ドローンを使用した映像撮影による標高計測や植樹最適地の選定作業、葉形態の特徴から樹木種を調べる作業を行いました。
ドローンを用いた測量では、学生が実際にドローンの操縦・映像撮影を行い、最新鋭の測量に基づく森林生体系の観察法を学びました。また、葉形態から樹木種を確定する調査では、古くから日本の食文化に利用されている「サンショウ」「ヤブニッケイ」「ホウノキ」「カシワ」「ヤマザクラ」などの樹木が人間の生活の中でどのように関わっているか(利用されているか)について説明を受けました。

ドローンを使用した映像撮影による標高計測

説明を受ける学生たち

本フィールドワークは、2週間前から健康観察表による健康状態や体調不良のチェック、消毒・マスク着用を徹底するなど感染防止対策を行った上で実施しました。


(2022年9月29日)

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