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経営情報学部生がイタリア・パルマ大学(国際交流協定先)を訪問


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静岡県立大学経営情報学部で観光を学ぶゼミ生6名(4年生3名、3年生3名)が9月5日~7日に、本学との大学間国際交流協定校の1つであるイタリアのパルマ大学を訪問しました。訪問の契機は、同大学のマリオ・ベネツィアーニ(Mario Veneziani)准教授が本年5月来学した際に学生と「ガストロノミーツーリズム」に関するディスカッションを行い、同大学を訪問する話がまとまりました。
パルマ市はイタリア北東部に位置し、ミラノから列車で1時間半余りのエミリア=ロマーニャ州にある人口19万人の都市です。同市の基幹産業は農畜産業と食品産業で、イタリアの「食の都」とも呼ばれています。また「欧州食品安全機関(EFSA)」が設置され、生産から製造、出荷に至るまでのプロセスにおける食品の安全性認証にも関与しています。
こうした地域特性もあり、パルマ大学では「食」に関するあらゆる専門的知識が学べるコースが設置されており、その中に「ガストロノミーツーリズム」も位置付けられています。
今回、学生たちは、マリオ准教授からパルマ旧市街をスタディケースとしたフィールドワークを実践で学びました。ロマネスク様式やルネサンス様式の建物が数多く残る旧市街で、マリオ准教授から「歴史をはじめとした地域の形成過程やその変遷を事前学習で正確に理解したうえで実地調査に着手することが大事」と学んだほか、ガストロノミーツーリズムに認証されている地産地消の飲食店で産地証明を受けた食品(生ハム、パルミジャーノチーズ、バルサミコ酢)を試食し、そのクオリティの高さを実感しました。
また、同大学において「食と観光」による地域経済への波及効果をはじめ、経済学部のカリキュラムポリシーやディプロマポリシーに関する講義を受け、文理融合の学びを通じて学生に求められる専門的知識のレベルの高さ、卒業要件の厳しさを目の当たりにしました。
この間、ガストロノミーツーリズムを学ぶ学生ともランチミーティングを行い、双方の大学での学生生活の違い、研究活動等について意見交換しました。
実質2日間の訪問でしたが、学生たちからは「海外の同世代の学生との意見交換を通じ価値観、人生観、学問への向き合い方の違いに気づかされた」とか、「パルマの歴史の重み、スケールの大きさを感じ、視野が広がった」といった感想が聞かれ、日本では得られない貴重な経験を重ね帰国しました。
今後もこうした取組みを継続させる中で、グローバル化に対応した学生の成長を促していきたいと考えています。

旧市街でのフィールドワークの様子

講義を受ける学生たち

記念撮影

(2023年10月4日)

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