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日本食品科学工学会中部支部会で本学教員が奨励賞、学部生が優秀発表賞を受賞


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食品栄養科学部食品衛生学研究室の島村裕子助教が、12月16日に名古屋で開催された「2023年度日本食品科学工学会中部支部シンポジウム及び支部大会」において、日本食品科学工学会中部支部奨励賞を授与されました。本賞は、食品科学工学の分野において、優れた研究を行い、今後さらに発展が期待される研究者に贈られるものです。

<受賞研究タイトル>
「食の安全性における生物的・化学的リスク因子に関する研究」

<研究の概要>
食環境中には、食中毒菌等の生物的リスク因子および化学物質等の化学的リスク因子が存在しており、これら両因子が健康に与える影響について評価し、その影響を低減させることが求められています。島村助教は、食の安全性における生物的・化学的両リスク因子の評価と制御、さらに、両因子の複合的な影響について研究しており、その成果が、食品科学工学分野において重要な新規知見となり、今後の研究の進展や貢献が期待できることから、奨励賞を授与するに相応しいと評価されました。


また、食品栄養科学部食品生命科学科食品衛生学研究室4年の平井萌さんが、同支部大会において、優秀発表賞を受賞しました。この賞は、一般講演者の中から優秀な口頭発表を行った若手研究者に贈られるものです。

<演題>
「食中毒菌の病原因子発現に対する緑茶成分カテキンとカフェインの比較」
平井萌、大浦由起乃、島村裕子、増田修一

<研究の概要>
細菌性食中毒のリスク低減には、菌数を減少させるだけでなく、毒素などの病原因子発現を制御する方法が求められています。本研究では、緑茶に含まれるカテキンとカフェインの黄色ブドウ球菌の病原因子発現に対する作用を比較検討しました。その結果、いずれも黄色ブドウ球菌の増殖を抑制する一方、病原因子発現に対する作用が異なることを明らかにしました。今後、本研究をもとに、黄色ブドウ球菌による食中毒のリスク低減や制御法の確立が期待されます。

奨励賞を受賞した島村助教(右)と優秀発表賞を受賞した平井さん

【関連リンク】
公益財団法人 日本食品科学工学会
https://jsfst.smoosy.atlas.jp/ja(外部サイトへリンク)

食品衛生学研究室
https://dfns.u-shizuoka-ken.ac.jp/labs/foodhygn/研究室サイトへリンク)



(2023年12月18日)

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