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三保松原の保全と清水港を知るツアー


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関連するSDGs目標

4. 質の高い教育をみんなに  8. 働きがいも経済成長も 9. 産業と技術革新の基盤をつくろう 11. 住み続けられるまちづくりを 13. 気候変動に具体的な対策を 14. 海の豊かさを守ろう 15. 陸の豊かさも守ろう 17. パートナーシップで目標を達成しよう

SDGs見学会

2023年9月19日

本見学会の概要

●三保松原
三保松原は、2013年に世界文化遺産「富士山―信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産として登録された。静岡市三保松原文化創造センター「みほしるべ」において、その魅力や価値、松原保全の重要さについて学び、また、松原の保全に力を注ぐ地域団体や現地案内ボランティアから実際の活動と課題について話をうかがった。
●清水港
開港120周年を迎えた清水港は、海運や物流などの世界的情勢を見据え、SDGs活動に取り組むとともに、静岡県や世界、また観光産業等にさらなる貢献をするための「清水港長期構想」を掲げ、“みなとまち”を創造している。その清水港の取り組みについて視察した。

見学先1:静岡市三保松原文化創造センター「みほしるべ」

三保を知る、道しるべ、という意味から名付けられた静岡市三保松原文化創造センター「みほしるべ」で、三保の地形の成り立ち、半島の歴史、文化について展示や動画で学ぶことができた。三保半島が、大井川や安倍川の下流の土砂が海流によって運ばれ、江戸時代に島から半島になったことも分かった。能「羽衣」をベースに、国際関係学部の鈴木さやか准教授と学生有志が制作した絵本「羽衣」も展示されていた。この絵本は数か国語に翻訳されている。
その後、松原の保全活動に取り組んでいる一般社団法人三保松原3ringsプロジェクト様から話をうかがい、松葉かき活動と、松葉から和紙を作成して名刺などに活用する事業について学んだ。

「みほしるべ」に展示されている絵本「羽衣」(国際関係学部 鈴木さやか准教授と学生有志制作)

見学先2:三保の松原・羽衣公園

羽衣公園付近では、三保で民宿経営の傍ら案内活動のボランティアに取り組んでいる竹下様から松原の現状について詳しくうかがい、地域の方々の松原保護に対する情熱がひしひしと伝わってきた。地面に松葉が溜って腐ると、雑草や広葉樹が生えやすくなり、松の成長を妨げるので、落ちた松葉をそのまま放置することはできないことがよく理解できた。

民宿「竹下ナギサヤ」ご主人、竹下様より松原の現状について説明を受ける

見学先3:清水港

清水マリンビルにて、清水港の歴史、貿易額、コンテナ取扱個数、船舶乗降人数などの推移、ランキングなどのデータを県清水港管理局の渡邊様からご説明いただき、国内外における清水港の役割の重要さを再認識した。また、静岡県の清水港長期計画において、三保や江尻、興津地区などそれぞれの区域別の観光や海運の目指す姿についての説明は、20年後の清水港の未来が大変楽しみになる内容であった。

清水マリンビル展望階からの清水港日の出地区の眺望

見学先4:清水港クルーズ

清水港では、港の施設や景観を海から眺めることができる「富士山清水みなとクルーズ」が体験できる。今回はオーシャンプリンセス号(1974年にポーランドで建造、地中海やエーゲ海などの社交界で活躍した船)に乗船し、各地区を海から見学し、その規模と機能の違いを直接目にすることができた。地球深部探査船「ちきゅう」や大型コンテナ船、コンテナターミナルの姿も見ることができた。

清水港クルーズ船から眺める港関連施設

オーシャンプリンセス号

まとめ

身近な場所だからこそ知っているようで知らない、三保や清水港の本当の姿、また課題、未来への取り組みについて大変多くの学びを得ることができた。静岡県、静岡市、民間がそれぞれ責務を持ち協働しながら取り組む三保と清水港のSDGsは、本学としてもぜひ積極的に関わりたい分野である。SDGs活動は、自分たちの暮らす地元(その地域)から!

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